![]() 化粧品組成物における界面活性剤の刺激作用を低減するための一種又は複数種のグリシルリジン酸塩の使用
专利摘要:
本発明は、顔及び体のケア又は清浄のために皮膚に適用される組成物における一次界面活性剤の刺激作用に対抗して該刺激作用を低減するための薬剤の使用であって、前記薬剤が、グリシルリジン酸モノアンモニウム(MAG)及びグリシルリジン酸ジカリウム(DPG)等の一種又は複数種のグリシルリジン酸塩から選択されることを特徴とする使用に関するものである。 公开号:JP2011514375A 申请号:JP2011500160 申请日:2009-03-13 公开日:2011-05-06 发明作者:ギウリアニ・ジャムマリア;ベネデュシ・アンナ;マスコロ・アントニオ 申请人:ギウリアニ ソシエタ ペル アチオニ; IPC主号:A61K8-46
专利说明:
[0001] 本発明は、体のケア又は清浄のために皮膚に適用される組成物における界面活性剤の刺激作用に対抗して該刺激作用を低減するための薬剤の使用に関するものである。] 背景技術 [0002] 体を清浄するための製剤の成分は、一般に、界面活性剤、レオロジー改質剤、pH調整剤、防腐剤、真珠箔、キレート化剤、抗酸化剤、香料、及び別の機能を持つ他の物質である。] [0003] 清浄作用に関与する薬剤は、この目的のために一般には約10%又は10%を超える量で製剤に加えられる界面活性剤であって、両親媒性の基を含有する化合物であり、極性及び無極性物質によるその二重の親和性が清浄機構の根底にある。清浄作用を果たすために高濃度で存在する界面活性剤は、一次界面活性剤と定義され、より低い濃度で加えられた時の界面活性剤特性を持つ、例えば泡の持続性若しくは製剤の粘性を増大するか又は他の流体力学的な特性を改善する他の界面活性剤とも区別されている。] [0004] 例えばドデシル硫酸塩を含むアルキル硫酸塩(AS)、例えばラウリルエーテル硫酸ナトリウム(SLES)を含むアルキルエーテル硫酸塩(AES)等の一次界面活性剤の具体的な種類は、それらがコンパクトで均質で持続性のある構造を持つ軟質で数が多くクリーム状の泡を作るために好適である。] [0005] しかしながら、上記界面活性剤は、タンパク質に対する変性作用を有し、それ故に、皮膚のバリア機能を改質し、経皮水分喪失を促進し、刺激性接触皮膚炎(ICD)の発症を決定することが可能であると知られている。上記界面活性剤の刺激作用は、投与量及び適用方法に依存している。] [0006] この点において、体用の清浄製剤は、皮膚との接触時間に関連した二つのカテゴリーに分類でき、即ち、長時間清浄効果を果たすことを目的とする製品(リーブオン)及び適用後間もなくすすぎ洗いにより除去されることを目的とする製品(リンスオフ)である。] [0007] 同じ接触面と仮定すると、リーブオン製品の適用を受け、時間の経過に伴い水が蒸発する結果、製剤中に存在する物質の皮膚上での濃度が増加し;代わりに、バスフォームのようなリンスオフ製品を適用する場合には、洗浄水による製品の希釈の結果として、この皮膚上での濃度が低下し、更には製品の溶液又は分散系から泡への経過の結果、追加の分散相、空気の寄与により、皮膚と接触する成分の濃度の低下を引き起こす。] [0008] 特には、クレンジングローション及びメイクアップ除去ローション等のリーブオン清浄製剤もあり、これらは適用後に顔から洗い落とすことを必要としない。この製品は、通常、メイクアップリムーバーパッド又は脱脂綿を用いて適用される。従って、製剤の一部が皮膚上に残っているのが普通である。] [0009] 多くの場合、上記製剤の清浄作用/メイクアップ除去作用は、鉱油又は発泡製品等の閉塞性物質によって支持されており、皮膚を介した自然な生理的水分減少を変えることができ、角質層の構造を破壊し、低分子量物質の細胞内経路を開き、顕著な皮膚刺激と、時にはアレルギー反応を引き起こすような結果を生じる。] 課題を解決するための手段 [0010] 本発明の目的は、リーブオン及びリンスオフ型の両方の体清浄用製剤に含まれる化学物質、一次界面活性剤によって生じる皮膚上での刺激作用に対抗することである。] 図面の簡単な説明 [0011] MTT生死判別試験に関連した図を示す。 維持培地に放出されるELISAIL−1α試験に関連した図を示す。] 実施例 [0012] 主としてこの問題を解決すると共に、以下に説明される他の利点を達成するため、本発明は、顔及び体のケア又は清浄のために皮膚に適用される組成物における界面活性剤の刺激作用に対抗して該刺激作用を低減するための薬剤の使用であって、前記薬剤が、一種又は複数種のグリシルリジン酸塩から選択されることを特徴とする使用を提案する。] [0013] 特に、本発明によれば、前記薬剤は、以下に示すグリシルリジン酸塩の一種又はその混合物から選択される:グリシルリジン酸モノアンモニウム(MAG)、グリシルリジン酸トリアンモニウム、グリシルリジン酸モノカリウム、グリシルリジン酸ジカリウム(DPG)、グリシルリジン酸トリカリウム、グリシルリジン酸モノナトリウム、グリシルリジン酸ジナトリウム、グリシルリジン酸トリナトリウム。] [0014] 本発明の特徴及び利点を更に理解するため、様々な用途に適した組成物を参照して、一部の非限定的である実用的な実施態様を以下に説明する。] [0015] 上記組成物中の成分の量は、重量/重量(w/w)の割合として表される。化合物の名称は、化粧品原料の国際命名(INCI)である。] [0016] 例1 本発明の第一の実施態様では、以下に示す成分を処方して、敏感肌のためのシャワー用ゲルを調製した。 水 q.s.100 ココグルコシド 10−15% ラウレススルホコハク酸ジナトリウム1−5% グリセリン1−5% ソルビトール1−3% グリシルリジン酸モノアンモニウム2% スクロースココアート 1−3% アクリレート/C10−30アルキルアクリレートクロスポリマー0.1−0.5% ヒドロキシメチルグリシン酸ナトリウム0.5% 香料(アレルゲンフリー) 0.5−1% 乳酸q.s.pH6.0] [0017] 例2 本発明の更なる実施態様では、以下に示す成分を処方して、標準的なシャワー用ゲルを調製した。 水 q.s.〜100% ラウレス硫酸ナトリウム(SLES) 9−15% ラウレス硫酸アンモニウム1−3% ココアンホジ酢酸ジナトリウム3−5% ココイルグルタミン酸ナトリウム3−6% グリシルリジン酸モノアンモニウム1.8% グリシルリジン酸ジカリウム0.2% PEG−150ペンタエリトリチルテトラステアラート1−3% PEG−6(カプリル/カプリル酸)グリセリル0.5−3% 乳酸q.s.pH6.0 メチルパラベン0.05−0.2 プロピルパラベン0.05−0.2 フェノキシエタノール0.5−0.8% 香料(アレルゲンフリー) 0.5−1%] [0018] 例3 本発明の更なる実施態様では、以下に示す成分を処方して、敏感肌のための洗顔ムースを調製した。 ココアンホジ酢酸ナトリウム4−8% ラウレススルホコハク酸ジナトリウム 5−10% 塩化ナトリウム0.3−0.8 グリシルリジン酸モノアンモニウム2.5% ヒドロキシメチルグリシン酸ナトリウム0.5% 水 q.s.〜100%] [0019] 例4 本発明の更なる実施態様では、以下に示す成分を処方して、浸透圧保護剤を備える敏感肌のための洗顔剤を調製した。 グリセリン1−5% ベタイン0.1−1% タウリン0.1−1% イノシトール0.1−1% キシリトール0.1−1% アラントイン0.05−0.4% グリシルリジン酸モノアンモニウム2.2% ココアンホジ酢酸ジナトリウム4−8% メチルココイルタウラートナトリウム1−7% ラウレススルホコハク酸ジナトリウム 5−9% 香料(アレルゲンフリー) q.s. ペンチレングリコール5−8% カプリリルグリコール0.2−0.5% 乳酸q.s.pH5.5 水 q.s.〜100%] [0020] 例5 本発明の更なる実施態様では、以下に示す成分を処方して、リーブオン型の顔用メイクアップ除去組成物を調製した。 イソノナン酸イソノイル 4−8% イソステアリン酸イソステアリル3−7% パルミチン酸イソステアリル0.3−4% トリステアリン酸スクロール0.3−2% ステアリン酸グリセリル0.1−0.8% グリシルリジン酸モノアンモニウム1.2% グリシルリジン酸ジカリウム1.0% EDTAテトラナトリウム0.2% キサンタンゴム0.1−0.8% ココアミドプロピルベタイン0.5−3% パルミチン酸スクロース2−6% グリセリン3−8% トリエタノールアミンq.s.pH6 ペンチレングリコール5−8% 香料q.s. 水 q.s.〜100%] [0021] 例6 本発明の更なる実施態様では、以下に示す成分を処方して、リーブオン型の顔用ウェットワイプ/メイクアップリムーバーを調製した。 水 q.s.〜100% グリセリン0.4−3% アルコール10−17% PEG−40水素化ヒマシ油0.3−2% PEG−7グリセリルココアート 0.1−2% グリシルリジン酸ジカリウム2.0% フェノキシエタノール0.5% PEG−7アモジメチコン0.2−0.8% 乳酸q.s.pH5.5 香料(アレルゲンフリー)q.s.] [0022] 本発明の目的に従って求められる技術的効果を実験的に評価するため、グリシルリジン酸モノアンモニウム(MAG)塩によって行われる生体外での皮膚刺激及び関連のある活性の研究を、添付図面を参照しながら以下に説明するように行った。 図1は、MTT生死判別試験に関連した図を示す。 図2は、以下に説明されるように、維持培地に放出されるELISAIL−1α試験に関連した図を示す。] 図1 図2 [0023] 生体外での研究 1.目的 界面活性剤ドデシル硫酸ナトリウム(SDS)に基づいた組成物を実験する。皮膚刺激の正の対照としてのドデシル硫酸ナトリウム(SDS)を5%の固定濃度に維持しつつ、滅菌水中でのグリシルリジン酸モノアンモニウム(MAG,力価>98%)の投与量を増加させて一連の溶液を調製する。] [0024] また、グリシルリジン酸モノアンモニウムを2%及び5%の濃度で評価する。] [0025] 2.実験計画 2.1.アッセイシステム 2.1.1EPISKINTMモデル(EPISKIN−SMTM)(EPISKIN SNC,リヨン,フランス)は、再構成ヒト表皮のモデルである。IV型コラーゲンで覆われたI型コラーゲンマトリクスからなる代用真皮上に、ヒトケラチノサイトを播く。13日の培養期間後に、非常に分化し重層化した表皮モデルを得、基底層、基底上層、棘層及び顆粒層と、機能角質層とを備える(Tinois et al.,1984)。そのモデルを皮膚刺激に用い、局所的なレベルで実験される物質を表皮に塗布し、その後、細胞生存率を評価する。] [0026] 品質管理EPISKIN−SMキットを品質手順(ISO 9001認証)に従って作成された。ウイルス、バクテリア及びマイコプラズマの存在について、表皮の全生物学的成分と、更には培地を試験した。最終的な製品の品質をSDSでの細胞毒性試験(MTT試験)と組織学的検討とにより確認した。] [0027] 以下の溶液を調製した:] [0028] 上記組成物中の成分量は、重量/重量の割合として表される。] [0029] 2.2.1.暴露 表皮表面に、10μlの溶液を15分間塗布し、42時間の回復が続いた。] [0030] 2.3 対照] [0031] 3.方法 ビトロスクリーンは、GLP審査及び関連のある認証の準備においてGLP制御(2004/9/CE及び2004/10/CE)に従って品質システムを実行することである。上記研究に利用した方法をビトロスクリーン法のリストに入れた。] [0032] ECVAMにより調和された確認試験に続いて、ESACによりEpiskin試験システムを確認した(27/04/07);これは、生体外で再構成された表皮モデル−EPISKIN−を使用し、危険有害性物質の特定及びR38分類について、化学物質により生じた皮膚刺激を評価し:15分間の暴露+42時間の回復後に細胞生存率を数量化する。ELISA法でのIL−1αの数量化は、それにより物質が細胞生存率の低下がない場合でも区別されるので、皮膚刺激の確認試験の一部である。] [0033] 3.1MTTアッセイ:細胞生存率測定 3.1.1 方法の原理 MTT試験は、細胞毒性の数量化についての国際標準とみられている(ISO 10993−5)。上記方法は、細胞生存率の測定を通して製品により生じる細胞毒性効果の数量化を可能にする。細胞毒性は、処理されていない負の対照と比較した細胞生存率の減少を測定することにより数量化される。それは、様々な処理時間での製品との接触後にテトラゾリウム塩(MTT)とミトコンドリア酵素(コハク酸脱水素酵素)との間で起こる代謝反応に基づいている:生存細胞のみがテトラゾリウム塩を不溶性の誘導体(ホルマザン)に転換することができ、挿入部の底での紫色の形成によりその反応が強調される。] [0034] 上記塩の代謝は、ポリカーボネート支持体よりも上側の領域において上皮の基底細胞のレベルで起こる。] [0035] 紫に着色した誘導体は、イソプロパノールで抽出され、分光光度法により570nmで数量化される。] [0036] 3.1.2 手順 実験される物質による処理及びその後の培養が終わった時に、EPISKINモデルを、2mlのMTT(アッセイ培地中0.3mg/mlの濃度で使用)が充填された12ウェルプレートに移し、試験を37℃、CO25%及び湿度90%にて3時間行う。] [0037] 暗闇で攪拌しながら4時間室温にてインキュベーションし、エッペンドルフ管中の組織から500μlの酸性化したイソプロパノール(最終濃度0.04NのHCL)によりホルマザンを抽出する。] [0038] 3.1.3 材料 ・テトラゾリウム塩MTT(Sigma M2128) ・イソプロパノール(Sigma) ・アッセイ培地(Episkin) ・リン酸緩衝食塩水(PBS) ・マイクロプレートオートリーダーM−200INFINITE(TECAN) ・化学天秤XS204 Mettler(0.00001)] [0039] 3.2インターロイキンIL−1αの定量 3.2.1 方法の原理 インターロイキンIL−1αは、炎症/刺激の現象の応答に関連した現象の主要な修飾因子であることが知られている:生体外で再構成された上皮及び組織の成長培地における投与量放出の可能性がある。このアッセイは、ELISA技術を使用する。特定のインターロイキンに対して特異的なモノクローナル抗体を、96ウェルプレートのウェル上に被覆する。標準物質及び試料をウェル中に入れる:インターロイキンが存在する場合には、これが固定化抗体に結合する。未結合物質をウェルから洗浄した後、酵素に結合した実験される分子に対して特異的なポリクローナル抗体をウェルに加える。更に洗浄して未結合の抗体−酵素を除去した後、基質溶液をプレートに加え、初期段階で結合したインターロイキンの量に比例して色が発現する。色の発現を特定の溶液でブロックし、色の強度を分光光度法で測定する。] [0040] 結果をpg/mlで表わす:感度範囲は3.9−250pg/mlである。] [0041] 3.2.2 手順 インキュベーション期間(42時間)の終わりに、培地の試料を集め、エッペンドルフ管中−20℃で保存する。試験を行う前になって試料を室温で解凍する。解凍した溶液をVortex中で攪拌する:その後、200μlを集めて、先に定義したスキームに従って特定のウェル(三通り)中に入れる。] [0042] 3.2.3 材料 キットQUANTIKINE(登録商標)(R&D systems)コード:DLA50(IL−1)マイクロプレート オートリーダーM200−INFINITE(TECAN)] [0043] 4.プロトコール 一日目:Episkinモデルの受け取り 到着次第、EPISKIN組織を4mlのPBSを備える6ウェルプレートに置いて、TEERを測定する。 次いで、EPISKIN組織を、維持培地を備える12ウェルプレートにおけるインキュベーター(37℃、CO25%、及び湿度90%)に移し、一晩インキュベートする。] [0044] 二日目:実験される物質の適用 溶液を調製し、pHを測定する。 実験される物質、正の対照(SDS5%)及び負の対照(滅菌水)を10μlずつ上皮表面に適用する。 処理された組織を室温にて15分間(±0.5分)維持する。 インキュベーションの終わりで、組織をPBSにより2〜3回洗浄し、42時間の回復のため、新鮮な維持培地を備えるインキュベーターに置く。] [0045] 四日目:MTT試験 インキュベーション期間の終わりに、培地を集め、クリオバイアル中で−20℃にて保存する。 処理後にTEERを測定し、次いでMTT試験を37℃にて3時間行い、その後、上記方法に記載されるようにホルマザンを4時間抽出する。 試験の終わりに、各ウェルについて2×200μlの試料を96ウェルプレートに移し、分光光度法により570nmで判定する。] [0046] 5.データ収集 マイクロプレートオートリーダー(TECANINFINITEM−200)により光学濃度を直接記録し、エクセルファイルにエクスポートし、負の対照の光学濃度と比較した細胞生存率(%)を算出する。] [0047] 5.1 結果の解釈−予測モデル 実験される物質にさらされた組織の生存率の値により、刺激可能性を決定する。 負の対照と比較して50%未満の生存率を生じる物質に、EU分類R38を割り当てる。] [0048] 6.結果 MTT試験の結果を添付図面の図1に示す。正の対照SDS5%は80%の生存率の低下を生じ、予測モデルはそれをR38刺激有りに分類し、その結果、アッセイの確認を可能にする。] 図1 [0049] SDS溶液中でのMAGの存在により、SDSの細胞毒性を著しく低減した:漸増投与量のMAG(1−2−3%)を含有する試料の細胞生存率の値は、相互に異なっておらず、47%〜50%の範囲の生存率に相当する。] [0050] SDS予測モデルは、三つの製品を刺激無しの境界線に分類する(カットオフ50%)。] [0051] 2%のMAG溶液は、細胞毒性効果が無く、5%では、20%の生存率損失が観察され、両方の製品を刺激無しに分類する。] [0052] ELISA法で実行されたIL−αの投与量を添付図面の図2に示す。] 図2 [0053] 負の対照では放出を数量化せず、その代りに、正の対照SDS5%について、検出可能限界(250pg/ml)を超える高い放出を検出する。] [0054] 2%及び5%で評価されたMAGは、細胞生存率のデータを確認したところ、インターロイキン−1αの放出を生じなかった。] [0055] 7.結論 炎症促進性サイトカインIL−1αを測定した。] [0056] その結果を分類した。 刺激物無し(NI) 2%及び5%で試験したグリシルリジン酸モノアンモニウム。培地中のIL−1αの投与量によりその結果を確認した。 刺激有り 正の対照SDS5%] [0057] 漸加的な濃度のMAGが存在するSDSの溶液は、SDS単独の組成物と比較して、SDSの毒性を50%を超えて低下させ、相互に顕著な違いのない47%(MAG1%)、49%(MAG3%)及び50%(MAG2%)の生存率の値を与えた。] [0058] 行われた実験的な研究から、本発明が実施に課した目的をどのように効果的に可能にするのか理解される。] [0059] 非制限的な方法において、本発明によれば、前記薬剤がアルキル硫酸塩及びアルキルエーテル硫酸塩等のイオン性界面活性剤の刺激作用に対抗して該刺激作用を低減する能力は、より大きな寸法でより剛性の高い構造を持つ混合ミセルの形成に起因しており、その結果としてそれらの侵入を困難にさせると考えられる。] [0060] 本発明の他の側面は、リーブオン清浄組成物に加えた場合に、その製品の清浄機能を支持しながら皮膚のバリア機能を回復する前記薬剤の能力である。] [0061] 特に、それらは、敏感肌の清浄のための驚くべき溶液を示し、生理学的観点から、真皮のレベルで炎症状態がほぼ一定であることを特徴とする。] [0062] 更に、本発明はまた、本発明に従う組成物が長期にわたる暴露期間の後でさえ皮膚刺激特性を有しないので、体のケア又は清浄用の製品における抗炎症薬等の治療物質を運ぶための効果的な媒体を示し、従って、それらに治療上の有効成分又は緩和性のある有効成分を加えて、有効であるのに必要な時間それらの成分を皮膚上に残存させることができる。]
权利要求:
請求項1 顔及び体のケア又は清浄のために皮膚に適用される組成物における界面活性剤の刺激作用に対抗して該刺激作用を低減するための薬剤の使用であって、前記薬剤が、一種又は複数種のグリシルリジン酸塩から選択されることを特徴とする使用。 請求項2 前記薬剤が、以下に示すグリシルリジン酸塩の一種、又はその混合物を形成するために該塩の二種以上から選択されることを特徴とする請求項1に記載の使用:グリシルリジン酸モノアンモニウム(MAG)、グリシルリジン酸ジアンモニウム、グリシルリジン酸トリアンモニウム、グリシルリジン酸モノカリウム、グリシルリジン酸ジカリウム(DPG)、グリシルリジン酸トリカリウム、グリシルリジン酸モノナトリウム、グリシルリジン酸ジナトリウム、グリシルリジン酸トリナトリウム。 請求項3 前記組成物に、治療上の有効成分又は緩和性のある有効成分を加えたことを特徴とする請求項1に記載の使用。 請求項4 前記界面活性剤が、アルキル硫酸塩及びアルキルエーテル硫酸塩等の一次界面活性剤であることを特徴とする請求項1に記載の使用。 請求項5 前記界面活性剤が、ラウリルエーテル硫酸ナトリウム(SLES)を含むことを特徴とする請求項4に記載の使用。 請求項6 前記界面活性剤が、ドデシル硫酸塩を含むことを特徴とする請求項4に記載の使用。 請求項7 前記薬剤が、1重量%〜3重量%の範囲の量で前記組成物中に存在することを特徴とする請求項1に記載の使用。 請求項8 界面活性剤を備える顔及び体のケア又は清浄用の組成物であって、前記界面活性剤の刺激作用に対抗して該刺激作用を低減するための薬剤を備えてなり、前記薬剤が一種又は複数種のグリシルリジン酸塩から選択されることを特徴とする組成物。 請求項9 前記薬剤が、以下に示すグリシルリジン酸塩の一種又はその混合物から選択されることを特徴とする請求項8に記載の組成物:グリシルリジン酸モノアンモニウム(MAG)、グリシルリジン酸ジアンモニウム、グリシルリジン酸トリアンモニウム、グリシルリジン酸モノカリウム、グリシルリジン酸ジカリウム(DPG)、グリシルリジン酸トリカリウム、グリシルリジン酸モノナトリウム、グリシルリジン酸ジナトリウム、グリシルリジン酸トリナトリウム。 請求項10 一種又は複数種の治療上の有効成分又は緩和性のある有効成分を含有することを特徴とする請求項8に記載の組成物。 請求項11 前記薬剤を1重量%〜3重量%の範囲の量で含有することを特徴とする請求項8に記載の組成物。
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同族专利:
公开号 | 公开日 WO2009115455A1|2009-09-24| EP2265248B1|2017-04-19| EP2265248A1|2010-12-29| PT2265248T|2017-07-24| ITMI20080444A1|2009-09-18| US20130143830A1|2013-06-06| US20110015143A1|2011-01-20|
引用文献:
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